政府の個人情報保護委員会は11日、2023年度の個人情報の漏えい事案が、過去最多となったと発表した。
11日の閣議で決定された個人情報保護委員会の報告書によると、2023年度の事業者による個人情報の漏えいの処理件数は1万2120件、自治体による漏えいが1159件で、あわせて1万3279件。2017年度以降で過去最多となった。
この中には、大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師が児童の個人データをSNSに漏えいさせた事案や、「LINEヤフー社」の情報システムが不正アクセスを受け、「LINE」に関するデータが漏えいした事案なども含まれている。
処理件数の増加の背景について、個人情報保護委員会は、2022年度から報告が法律で義務化されたことなども要因として考えられると分析している。
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