夏に流行することが多い感染症「手足口病」が、今後拡大する恐れがあることから、広島県はは13日、「手足口病警報」を発令しました。

県によりますと、6月3日~9日の定点医療機関での「手足口病」の報告患者数が、広島市保健所管内で5.59と、警報開始基準値(定点あたり5)を上回りました。
このため県は、今後、「手足口病」の感染が拡大する恐れがあるとして、13日、「手足口病警報」を発令しました。

手足口病は、乳幼児がかかりやすい感染症で、4歳以下が9割を占めています。
感染すると手、足、口の中に粘膜に水疱性の発疹が現れ、一般的には数日間で治癒しますが、頭痛・嘔吐・発熱などの症状がでたり、まれに急性髄膜炎や急性脳炎を生ずるケースもあるということです。

感染経路は、患者の咳からの「飛沫感染」、便からのウイルスによる「経口感染」、水疱からの「接触感染」があります。
感染予防の基本は、手洗いの励行で、県は、幼稚園、保育園などには、流行時はタオルの共用などをやめるよう呼び掛けています。

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