イタリアで開かれているG7(主要7カ国)の首脳会議で、ロシアの凍結している資産を活用した基金を立ち上げるなどの支援策について合意しました。

 自国第一主義など欧米で右派勢力が拡大するなか、G7としていかにウクライナ支援で結束を示せるかが課題でした。

 初日の議論にはゼレンスキー大統領が招待され、G7として新たに復興のための基金を立ち上げるほか、ロシアへの制裁のさらなる強化で一致しました。

 岸田総理は北朝鮮に加え、中国・インドなど第三国の団体に対して新たに制裁を検討していることを説明しました。

岸田総理大臣
「日本はG7をはじめとする同志国と連携し、ウクライナを強力に支援して参ります」

 一方、岸田総理はゼレンスキー大統領と約1年ぶりに対面で会談し、殺傷性のない装備の提供など支援を続ける方針を確認す二国間文書に署名しました。

 官邸関係者は「文書自体にそれほど意味はないが、協定を結んだ国の数や文書の分厚さをロシア側に見せつけることに意味がある」と話します。

 岸田総理はスイスで行われる「平和サミット」にも参加し、ゼレンスキー大統領とすぐに再開する予定です。

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