福岡市内で唯一の公立女子高校、市立福岡女子(西区)について、同市教育委員会が2027年度をめどに男子の入学を受け入れ、共学化する方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。県内では久留米、小郡、朝倉、大刀洗の3市1町でつくる組合立の三井中央高(久留米市)が26年3月末に閉校するため、福岡女子を最後に全ての公立高校で女子校がなくなる。
同校は1925年、福岡市立第一女学校として福岡女子高等小学校の敷地に開校した。51年に福岡女子高に改称され、創立70周年を迎えた95年に新校舎が完成。現在は家庭専門学科と国際教養科、普通科を合わせた計6学科がある。近年は志願倍率が市立・県立高校の平均倍率を下回り、定員割れが課題となっていた。
関係者によると、6学科は1年次に共通カリキュラムを学ぶ総合学科とし、2年次以降に調理や保育、デザインといった専門の学びを選択できるように改める方針という。【竹林静】
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