トヨタ自動車は14日、国の認証手続きを巡る不正によって生産を停止している3車種について、少なくとも7月いっぱいまで生産を止めることを明らかにした。再開の見通しは立っていない。人気車種も含まれており、販売店や部品メーカーなど取引先への影響が懸念されている。
- トヨタ「より厳しい試験」と言うが……認証制度、国連基準とほぼ同じ
3車種はヤリスクロス、カローラフィールダー、カローラアクシオ。国土交通省から3日に出荷停止を命じられ、同日に出荷と販売を停止。6日からはグループ会社の宮城と岩手の2工場で3車種の生産を止めた。ほかの車種の生産は続けているという。
一連の認証不正問題では、国交省がトヨタやホンダなど全5社に立ち入り検査をした。マツダも今月6日から不正が見つかったマツダ2とロードスターRFについて、広島と山口の工場で生産を止めている。また、トヨタのほか、いすゞ自動車やカワサキモータース、メルセデス・ベンツ日本などで調査が継続中だ。(稲垣千駿)
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