大人気の直売所でどんな人が何を買って、どう食べているのか、1日張り込み調査をする「道民リアルめし調査隊」。旬の野菜で作る驚きの「リアルめし」を取材しました。

 今回の現場は、北海道恵庭市の道の駅にある人気の直売所「かのな」。

 開店2時間前、恵庭の生産者さんが、いまが旬の新鮮な野菜を並べています。スーパーでは見かけないような珍しいものまで、お得な野菜が盛りだくさん。

 そんな直売所で1日張り込み調査。どんな人が何を買って、どう食べているのでしょうか?北海道民のリアルなご飯をのぞき見します。

 開店10分前にはすでに行列が…。

 皆さんの目当てはというと…

 「アスパラが出てるかなと思って来たんですけど、今は諦めました」(札幌から来た主婦)

 いまが旬のアスパラガスですが、2023年の暑さの影響で、特に恵庭産のアスパラガスは不作なんだそう。

 その一方で、皆さんがどんどんカゴに入れているのが、大きなフキ。

フキとアスパラを使った家庭料理

 ある家族は、フキとアスパラガスを使って変わったレシピを作っているといいます。

 アスパラガスをフキの中に入れてめんつゆに2日間漬け込んだオリジナル料理で、食感が楽しめるそうです。

飲食店を開業予定の夫婦

 メモを取りながら買い物をする夫婦が登場。

 8月に千歳市でイタリアンレストランをオープンする予定で、その準備のため食材を購入していました。

 コース料理が中心のお店になる予定だそうです。

飲食店経営者も

 キャベツを4玉も購入する人が。

 この方も飲食店を経営しており、キャベツはラーメンや野菜炒め、餃子などに使うそうです。

 道の駅の新鮮で安価な野菜を仕入れに使うプロの姿でした。

ママ友同士の買い物

 午後になると、ママ友同士でワイワイ楽しくお買い物をする人たちの姿が。

 長いナスを見つけ、1本で3本分もあるのではないかと驚いていました。

 このナスを買った女性が、後日ご家庭の「リアルめし」を見せてくれることに。

久留さん家族の夕食

 リアルな家庭料理の様子を取材させていただけたのは、札幌市西区に住む久留さん家族。

 道の駅で購入した野菜を使った料理や、長いナスを使ったカレーが食卓に並べられています。

 久留さんは、忙しい飲食店勤務の中で、1人娘に栄養のあるものを食べさせたいと必死に料理を学んだそうです。

 愛情たっぷりのリアルめしに出会えました。

ワラビ料理の達人

 閉店1時間前、仕事帰りのお客さんから”ワラビ料理の達人”である伊庭さん(79)を紹介してもらいました。

 伊庭さんは猫7匹と暮らしながら、60年以上もの間ワラビ料理を作り続けてきた名人です。

 ワラビの下ごしらえから、含め煮の作り方まで、手際よく料理を作る様子を取材させてもらえました。

 伊庭さんにとって料理作りは生きがいだそうです。

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