青葉区作並でかつて栽培されていたとされる「作並菊桜」という貴重なサクラの木を再び地域に根付かせようと17日、地元の住民が苗木の植樹会を開きました。
17日の植樹会には住民を中心におよそ20人が参加しました。作並菊桜は淡いピンク色の花びらを50枚ほど付け、その姿がキクの花のように見えるのが特徴です。
かつて作並で栽培されていたといいますが、詳しい記録は残っておらず、現在、県内で成木が確認されているのは青葉区の愛子と芋沢に1本ずつのみとなっています。
植樹会の発起人となった高階道子さん
「作並菊桜を呼び戻して古里で元気にきれいに咲くところを皆さんと一緒に喜びたいという願いを持っております」
17日に植えられた1.5メートルほどの苗木3本は栃木県の農場に残っていた成木から増やしたもので、参加した人は丁寧に苗木に土をかけていました。
主催したまちづくり団体「関山街道フォーラム協議会」平川新会長
「作並の地に多くの方々がおいでいただいて、この作並菊桜が育っていく姿をぜひみなさんで見守っていただければと思います」
作並菊桜の苗木は早ければ3年ほどで見頃を迎えるということです。
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