山あいの闇夜を照らす淡い初夏の光。愛媛県松山市の集落で「ホタルまつり」が開かれていて、道後の宿泊客らを送迎するバスツアーが人気を集めています。
「わあ」と思わずこぼれる感嘆の声。夜の帳が下りた山あいの川辺で乱舞しているのは無数の小さな淡い光。松山市川の郷町で開かれている「川の郷ホタルまつり」です。会場では竹灯籠の灯りも競演し来場者を楽しませています。
ホタルまつりを主催・竹山荘永井宏一さん:
「幻想的なホタルと竹灯籠ということで、心に残ればいいなという思いであります」
14日にホタルを観賞したのは、道後地区のホテルに宿泊している県外からの観光客です。
道後プリンスホテル事業開発部・渡邉聞多部長:
「道後温泉に来る方は都会の方が多い。愛媛の美しい自然を知っていただきたいので当館宿泊者のためにホタルバスツアーを企画した」
宿泊客をホタルの名所へバスで送迎するこのツアーは今年で3年目。今回の開始は6月9日からで例年より2週間ほど遅らせ、行先も重信川の河川敷から変更しました。その理由は…。
渡邉部長:
「道後温泉本館が7月11日にグランドオープンする前、6月18日から7月10日まで休館になる。その間に何かお客さまに楽しんで頂けるコンテンツはないかと考えたところ、『少し(ホタルの)時期が遅い』と言われている川の郷町の「ほたる祭り」を選んだ」
この日のバスツアーも17人が参加し満席。約30分かけて会場に到着しました。川沿いに並ぶのは約1600本の竹灯籠。やわらかな灯りと無数のホタルから淡い初夏の光が暗闇をしっとり照らし、宿泊客らはこの時季しか見られない風景を楽しみました。
大阪から訪れた観光客:
「幻想的でびっくりしました。いやされました。また来てみたい」
バスツアーはホタル祭りに合わせ6月30日まで行われ、収益の一部は祭りを運営する団体に寄付されるということです。
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