20日の県議会でサクランボが議題に上がった。
県は当初、今年のサクランボの収穫量について、去年の猛暑の影響で「双子果」が多くなったことなどから、平年より1割少ない約1万2100トンと予想していた。

しかし20日、県は「今月(6月)、高温が続いた影響で着色が想定以上に早く進んだ」とした上で、次のように述べた。

(県農林水産部・星里香子部長)
「色がついてしまうと大きくならないため、肥大が不足し、全体の出荷量が落ち込んでいる。具体的な数量としてこちらで把握できていないが、5月に示した予想収穫量を下回っていく」

また議員からは、市場関係者の声として「出荷量が平年の3分の1程度にとどまっている」こと、消費者の声として「贈答用を注文しても断られるケースがある」などの現状が報告され、支援策を講じるよう県側に要望した。

(県農林水産部・星里香子部長)
「農家の資金繰りという面も今後出てくると思う。状況を把握しながら、生産者の所得に対する対策を考えていかなければいけない」

県は、生産者から情報を集めた上で支援策の具体的な内容を検討したいとしている。

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