中部電力 MIRAI TOWERの誕生70年を記念して2024年6月20日、名古屋・栄の「Hisaya-odori Park」に、ゴジラが登場しています。

 中部電力 MIRAI TOWERは「テレビ塔」だった当時、たびたび映画の中でゴジラに倒されています。

 1964年(昭和39年)の「モスラ対ゴジラ」では、ゴジラのしっぽがタワーの下にひっかかり、そのまま転倒しました。ゴジラはこの時、三重県四日市から上陸してコンビナートを破壊しました。
 
 1992年(平成4年)の「ゴジラVSモスラ」では、怪獣バトラと戦車の交戦中にタワーが倒壊。

 その6年後の1998年(平成10年)の「映画モスラ3 キングギドラ来襲」では、キングギドラが序盤に飛んできて、名古屋駅前の超高層ビルを倒したあと、タワーは真っ二つに折られました。

 1954年(昭和29年)に登場したゴジラと「テレビ塔」は、ともに戦後の日本を歩んできたようです。

 運営会社の大澤社長は、2024年5月の記者会見で「大変ありがたい話。ゴジラに倒されてこそ本物だと。ランドマークしか相手にしないから」と話しています。

 かつてはテレビの電波塔の役割を果たしていましたが、2011年にアナログ放送を終了。2021年にネーミングライツで呼称が「中部電力 MIRAI TOWER」になり、2022年に国の重要文化財となりました。

 中部電力 MIRAI TOWERでは20日夜から、名古屋の夜景にゴジラが出現するプロジェクションマッピングを始めます。名古屋城を壊したり、窓のすぐ側を歩いているような映像演出があるということです。

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