「もずく10年分」を受け取って笑顔の筑紫丘小の5年生=福岡市南区で2024年6月20日、長岡健太郎撮影

 熊本県宇土市の海藻総合メーカー「カネリョウ海藻」が2~3月に開催した「もずく川柳コンテスト」で、福岡市立筑紫丘小が最優秀校(学校編)に選ばれた。賞品は「もずく10年分」で、同校で20日に寄贈式があった。

 もずくやめかぶなどの海藻を製造、販売している同社が、あまり詳しく知られていない海藻に興味を持ってもらうため、2022年にめかぶがテーマの川柳コンテストを初開催。今回は「もずく」をテーマに作品を募集し、個人や学校から1万句以上の応募があった。

 筑紫丘小は、昨年度の6年生が「もずくすぐ 食べれば健康 すぐ効果」、「ぬめってて 胃に優しいよ 胃ともずく(糸もずく)」などの作品を応募。もずくの成分や効能が表現されている点などが評価され、もずく1パック(60~80グラム)を1日分として「10年分相当」の3700パックが贈られた。

 受賞した児童は卒業したため、事前に調べ学習をした5年生が代理で寄贈式に参加。段ボールで山積みになったもずくに「すごいいっぱい!」「おいしそう!」と驚いていた。卒業生にも放課後に配布したという。【長岡健太郎】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。