2

 9月の自民党総裁選出馬を巡り、岸田文雄総理大臣が意欲をにじませる中、「ポスト岸田」候補も相次いで言及した。そして、菅義偉前総理大臣は、総裁選では「刷新感が重要だ」という考えを示した。

■総理に総裁選“出馬しないよう”求める声も

9月以降も続投することに意欲を示した岸田総理 この記事の写真 岸田総理
「気力は十分みなぎっておりますので、やる気、気力、これからもしっかり示していきたいと思います。今の時点で(政権が)終わるとしたならば、評価ということもあるでしょうが、いま道半ばであり、そして重要な課題が山積している」

 岸田総理は21日、国会が事実上閉会したことを受けた会見で、9月以降も続投することに意欲を示した。

東国幹衆院議員

 そんな中、自民党・茂木敏充幹事長も出席して行われた会合のなかで、自民党の若手議員から、岸田総理に総裁選に出馬しないよう求める声が上った。

東衆院議員、岸田総理の“続投意欲”に疑問の声 東国幹衆院議員
「岸田総理、総裁はゆめゆめ再選などと軽々しく口にすることではなくて、むしろ自由民主党に新しい扉を開く、その橋渡し役を私は担っていただきたい」 文芸春秋のオンライン番組に出演した菅前総理

 また、文芸春秋のオンライン番組に出演した菅前総理は、政治資金の問題を巡り、岸田総理の対応を批判する発言をした。

菅前総理(文芸春秋のオンライン番組)
「総理自身が責任を取っていないことに、不信感を持つ国民は多い」

 そして総裁選では、「刷新感が重要だ」という考えを示した。

次のページは

■9月の総裁選に向け…駆け引きがいっそう活発化か

■9月の総裁選に向け…駆け引きがいっそう活発化か

 その総裁選の対応について23日、「ポスト岸田」候補の一人とされる自民党の茂木幹事長は、こう述べた。

「ポスト岸田」候補の一人とされる茂木幹事長 茂木幹事長
「夏の間、よく色々考えたいと思っています。日本をどうしていくか、また地域をどう活性化していくか」

 そして、総裁選出馬に前向きということかと問われると、茂木幹事長は「そんなことは言っていない」とかわした。

 政治とカネを巡り自民党が揺らぐ中、9月の総裁選に向けて、駆け引きがいっそう活発化しそうだ。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年6月24日放送分より)

この記事の写真を見る
・自民党“裏金”が脱税にならないワケ 国税担当記者が問う「政治は誰のためのものか」・「頭悪いね」谷川弥一議員 過去のアレコレ再燃…国会で突然「般若心経」・「俺の足めっちゃ綺麗やで見てみ」素足見せつけも “99のセクハラ”町長が号泣会見・「最も恐ろしい虎」韓鶴子総裁が初めて見せた表情…事前の楽観論が一転“解散請求”に・「危ない橋」がいっぱいの米国 「来るものが来た」とおびえる市民

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。