「いずもメタ&リアル婚活」でのアバター同士のお見合いの様子=島根県出雲市提供

 島根県出雲市は、オンライン上の仮想空間「メタバース」での会話と現実のデートを組み合わせた婚活イベント「いずもメタ&リアル婚活」を7月6日から始める。開催を前に6月26日午後8~9時には、メタバース空間の分身「アバター」の設定などを説明するオンラインセミナー(録画の視聴可)を開く。定員は独身の男女各10人で、男性は定員に達したが、女性に空きがあり、参加者を募っている。

 市は同じイベントを昨夏に初めて実施し、男性10人(全て県内)と女性9人(うち県外7人)が参加。交際が6組(当時)でスタートするなど好評だったため、「第2章」として再び企画した。

参加者が仮想空間「メタバース」で自分の分身「アバター」を操作する「いずもメタ&リアル婚活」のワンシーン=島根県出雲市提供

 市によると、7月6日はメタバース空間でアバターを操作して、1対1のトークや自己PR、参加者同士のマッチングなどを予定する。同14日はメタバース空間内の街や自然を巡る「アバターデート」を実施。同21日の「リアルデート」では、希望者が実際に出雲市内に集合し、対面で食事をしたり、観光したりする。

 対象は市内在住と在勤者に加え、出雲市への移住に興味のある人。応募多数の場合は抽選。参加費は男女ともに1000円。市縁結び定住課は「参加者に独身の証明を求めるなど行政が関わるので、安心感がある」とPRする。申し込みは同課(0853・21・6771)。【村瀬達男】

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