この春開園した不登校の子どもたちが通う岩手県一関市のフリースクール「虹の学園」が新たな取り組みです。
6月22日、食事を振舞って地域の人たちと交流する地域食堂のイベントが開かれました。
「虹の食堂」と題したこのイベントは、食を通して地域とのつながりを深めようと虹の学園が毎月1回開いています。
2回目の6月22日は、地元農家から提供された食材を使って子どもたちと学園ボランティアが料理をつくりました。
子どもたちはこの日の料理の味付けにメインで使われたしょう油について、6月6日、事前に開かれた特別授業で作り方を学びました。
子どもたちは一関市の管理栄養士・伊東庚子さんに教えてもらいながら、大豆や小麦を麹と混ぜる作業などを体験しました。
イベント当日は、焼きおにぎりや照り焼きチキンなど7種類が無料で振舞われ、すべてのメニューに授業で習った手づくりしょう油が使われています。
開店時間になると、近所から60人ほどが訪れ子どもたちと一緒にさっそく出来上がったばかりの料理を味わっていました。
学園に通う生徒
「(お味は?)めっちゃおいしいです」
近所の小学生
「すごいやさしい味がする」
地域の人
「新しい取り組みをしてもらい地域の活性化につながるし、これからも散歩などこの辺りを歩きたいと思った」
この春開園したばかりの虹の学園ですが、今回のイベントを通して地域との絆が深まったようです。
虹の学園運営の社団法人 熊谷貴典代表理事
「(虹の学園は)何をしているのかと思う人が多かったが、きょうは足を運んでもらえて良かった。(今後、行事を)広げるというよりは継続すること、こういうことをゆっくりと時間をかけて子供たちと体験していきたい」
虹の学園では今後も盆踊りや流しそうめんなど様々なイベントを企画し、地域と一緒に子どもたちを育てていきたいとしています。
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