朝食を食べないと健康寿命に影響が出るーーそんな分析結果を基に福岡市の大学で新たな取り組みがはじまりました。

1日の始まりに食べる朝ご飯。

あなたは毎日、食べていますか?

◆朝食を食べる人(70代)
「毎日食べています。生活のリズムなので」

◆朝食を食べる人(20代)
「毎日食べています。元気が出ないから。食べないと頭がボーッとしちゃって」

◆朝食を食べない人(20代)
「あまり食べていないです。時間がないのでコーヒー1杯だけとか」

◆朝食を食べない人(20代)
「食べていない。起きるのが6時なのでそこから準備だけで手いっぱい」

時間がないため「朝食を食べない」という声も多く聞かれました。

しかし福岡市などの分析では「朝食」の重要性を裏付ける結果がー

◆福岡市 福岡100推進課 奥田一成 課長
「市民の方の健診結果のデータを分析したところ、朝食をとらない方が近い将来、要介護の状態になるリスクが高い」

福岡市民1万3000人以上を対象とした調査の分析結果では、週に3回以上朝食を食べない人は一般の人と比べて1.27倍「要介護状態」になるリスクが高いというのです。

そんな中、朝食を食べる習慣をつけてもらおうという取り組みが25日、福岡市の西南学院大学で行われました。

その名も「100円朝勝(あさかつ)食堂」。

人生100年時代に向けた健康づくりを発信する団体が企画したもので、おにぎりやパンなどと飲み物のセットを名前の通り100円で買うことができます。

◆朝食を買った学生
「パンのセットを買いました。ちゃんとした朝食なのでうれしいです」

◆朝食を買った学生
「パンと野菜ジュースです。いつもおにぎりを朝食べてるからパンにしようかなって。朝ごはん食べたら1日元気に過ごせる」

市が学生に対して行った調査によると、ほとんど毎日朝食を食べると答えたのはなんと半数以下(48.3%)。

キャンパス内でイベントを開くことで、朝食を食べるきっかけを作ることが1番の狙いです。

◆福岡市 福岡100推進課 奥田一成 課長
「たくさんの方にお立ち寄りいただいてよかったなと思います。大学生の方は朝食をとらない割合が高いというデータがありますので、みなさんが朝食をとるようになっていただきたいなと思います」

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