いよいよ7月に福岡市動物園へ4頭のゾウがやってきます。

受け入れを前に26日、報道陣に新しくなったゾウの飼育エリアが公開されました。

20年かけてリニューアルを進める福岡市動物園。

最大の目玉が入口のゲートをくぐって目の前に広がるゾウの飼育エリアです。

ゾウの来園を前にその全貌が公開されました。

福岡市動物園にやってくるのは、現在ミャンマーで飼育されているアジアゾウ4頭。

オス1頭とメス3頭でこのうち22歳と3歳のメスは親子です。

新しくなったゾウの飼育エリアは、以前と比べ運動場の広さが約3倍に。

「野生環境の再現」をテーマに高低差が13メートルある坂も整備されました。

そして、坂の上にはある仕掛けが…

◆福岡市動物園 川越浩平 園長
「ゾウの鼻がセンサーに触れると水が出てくるようになっているんです」

お客さんの目の前で水浴びを楽しむゾウの姿がみられるスポットになっています。

一方、新築されたオスのゾウ舎。

以前からあるメスのゾウ舎は床がコンクリートですが、新しいゾウ舎は土の床になり、ゾウが休むための盛り土もあります。

さらに、ゾウを飽きさせない工夫も。

壁に空いているたくさんの穴。

実はゾウが鼻を突っ込んでエサを探すことができる仕掛けになっています。

◆福岡市動物園 川越浩平 園長
「ゾウが楽しく暮らせる施設を作った。子供たちも含めたくさん園にお越しいただきたい」

7月、福岡市動物園にやってくるゾウ4頭。

慣らし飼育を経て10月ごろに一般公開される見通しです。

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