宮城県女川町では子供たちが貝殻を使った作品作りに挑戦しました。貝殻は女川小中学校の子供たちが、能登半島地震の被災地支援のために取り組んだ募金活動の恩返しにと現地に住む男性から届いたものです。

女川町の女川小学校で行われた工作教室には、1年生から3年生の児童およそ20人が参加しました。材料に使われたサクラ貝の貝殻は、石川県志賀町の増穂浦海岸に打ち上げられたもので、地元では“幸せを呼ぶ貝”として親しまれているそうです。

女川小中学校では今年1月、能登半島地震被災地への募金活動に取り組み、この貝殻は志賀町に住む上野良助さんから、その恩返しとして届きました。4月には上野さんが趣味で制作した貝細工も学校にプレゼントされ、募金活動をきっかけに始まった交流は今も続いているそうです。

貝殻を紙に貼ったり、周りに絵を描いたり、子供たちが貝細工を仕上げていきます。被災地への思いがつないだ貝細工。子供たちは、世界に一つだけの作品を完成させました。

児童
「自然をテーマに作りました」
「花びらの大きさとか貼り方とかうまくできたと思います」
「サクラ貝はきれいに見えました。志賀町で貝拾いしたいです」
「能登の人たちは幸せになってほしい」

学校では、完成した作品をカメラで撮影し、上野さんに送るということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。