加賀市の飲食店で刺身を食べた客が腹痛など食中毒の症状を訴え県はこの店を1日の営業停止処分としました。

食中毒が発生したのは 加賀市作見町(さくみまち)の飲食店「居酒屋たまる」です。

県によりますと6月24日に店を利用した47歳の女性が25日に腹痛の症状を訴え26日に小松市内の医療機関を受診しました。

女性の体内からは寄生虫、アニサキスが検出され、女性が加熱処理されていない魚介類を食べたのはこの店だけだったことから県はアニサキスによる食中毒と断定しこの店を1日の営業停止処分としました。

女性はこの店でヒラメやスズキなど5種類の刺身を食べていたということです。

サバやサンマ、イワシ、イカなどに寄生するアニサキスは、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています。
そのため、魚を購入する際は新鮮な物を選ぶとともに、まるごと1匹で購入する場合は速やかに内臓を取り除くことが必要です。

またアニサキスは70℃以上で加熱すると瞬時に死に、マイナス20℃で24時間以上冷凍しても死にますが塩漬けやワサビなどでは死なないということで、県が注意を呼びかけています。

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