1300人以上が犠牲となった高松空襲から7月4日で79年です。高松市の平和記念館では、空襲に関する絵画や写真を集めた企画展が6月28日から始まりました。
燃え上がる火の海から身を守る人々。空襲の残酷さを伝える絵画です。会場には、高松空襲に遭った市民が描いた絵画や空襲後に撮影された写真など33点が展示されています。
1945年7月4日未明。アメリカ軍によって高松市に落とされた焼夷(しょうい)弾は市街地の約8割を焼き、1359人の命を奪いました。
あれから79年。企画展は、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えようと、毎年、空襲の日に合わせて開かれています。
また、2024年からは高松空襲の約1カ月後の8月8日に、高松市と土庄町を結ぶ定期船の「女神丸」がアメリカの戦闘機に襲撃され、28人が犠牲となった事件も紹介されています。
(高松市平和記念館 中條輝宗さん)
「戦争の悲惨さ、武器を持っていない人たちが簡単に襲われていた時代があることを感じ取ってほしい」
この企画展は、高松市平和記念館で7月7日まで開かれています。
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