小林製薬の紅麹サプリについて、同社から新たに死亡疑いの報告があったと発表する武見敬三厚生労働相(右)=千代田区で2024年6月28日午後2時37分、肥沼直寛撮影

 小林製薬(大阪市)の紅こうじサプリメントで健康被害が相次いだ問題で、武見敬三厚生労働相は28日、新たに摂取との因果関係が疑われる死亡事例が76件あったと発表した。死亡事例は小林製薬が厚労省に報告することになっていたが、これまでは5件だった。

 死亡事例の更新について同省が問い合わせたところ、小林製薬から170事例について報告があったという。このうち、91事例は摂取していなかった。残る79事例のうち、うち3件には因果関係がないことが確認できたという。【肥沼直寛、奥山はるな】

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