8月2日と3日に開催の長岡花火で打ち上げられる復興祈願花火「フェニックス」。今年で20周年を迎えますが、近年、協賛金の減少により資金が不足しています。こうした中、打ち上げ支援を行う団体がクラウドファンディングなどで寄付を呼びかけています。

6月28日、新潟県長岡市の豊田小学校で開かれた講演会。

復興祈願花火フェニックスの打ち上げ支援を行う団体の大原邦夫さんが打ち上げの歴史などを児童に伝えました。

その中で口にしたのは…

【NPO法人ネットワーク・フェニックス 大原邦夫 代表理事】
「お金も足りません。フェニックス花火、結構お金がかかっている」

中越地震の復興を願い打ち上げが始まったフェニックスは今年で20周年を迎えます。

しかし、ここ数年、協賛金の減少などの影響で資金繰りが厳しくなり、今年からクラウドファンディングを実施。長岡市内にも募金箱が各所に設置され、打ち上げに向けて支援を呼びかけています。

中越地震からの復興と感謝のシンボルを守るため、講演を聞いた児童たちも…

【児童】
「ちょっとでもできるなら募金をして、フェニックスを打ち上げられるよう頑張りたい」

【児童】
「もしお金が足りなかったら助けたいと思った」

【NPO法人ネットワーク・フェニックス 大原邦夫 代表理事】
「なかなか資金繰りや(中越地震の)風化の問題があるが、一人でも多くの子どもたちに、きょうのようにまた伝えていかなくてはと改めて思った」

クラウドファンディングは7月10日まで行われていて、フェニックスは今年、能登半島地震の復興を願い打ち上げられる予定です。

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