クマが目撃される、通るような場所では注意が必要だ。福島県会津美里町で山道を歩いていた男性がクマに襲われ、大ケガをした。

福島テレビ・佐藤弘崇記者:「男性はこの辺りでクマに襲われたということです。周辺には住宅も無くとても物静かな場所です」

会津美里町上平の県道に残された帽子と血のついたビニール。
警察によると、6月28日午前6時20分ごろ、待ち合わせ場所に歩いて向かっていた70代の男性が藪から飛び出してきたクマに襲われた。
男性は鼻の骨を折るなどの大ケガをしたが、命に別状はないということだ。

男性は「突然出てきて襲われた」と話していて、近くに住む人もクマへの警戒を強めている。近所の人は「クマよけスプレー、これ何メートルも飛ぶというからいざという時のために。人を襲ったのは、また襲ってくるから今までよりも注意しなきゃいけないと思う」と話していた。

6月24日には喜多方市熱塩加納町でヤギにエサをやろうとした70代の女性が小屋にいたクマに襲われケガをするなどクマによる人身被害が相次いでいる。

<クマの目撃件数は過去最多>
2024年は異例のペースでクマが目撃されている。福島県警によると、6月27日までで6月は163件のクマの目撃情報があった。今年に入ってからの件数は303件にのぼっていて、統計開始以来最も多くなっている。2023年クマの目撃が一番多かったのは「7月」だった。この先もクマとの遭遇に注意が必要だ。

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