「おまたせしました、トクちゃんラーメン失礼します」
福島県郡山市のラーメン店にも「新紙幣導入」の波がやってきていた。
新紙幣に対応できるように約10万円をかけてレジの機械を更新。チャーシューやスープのだしを取る鶏ガラなどを中心に、材料費が数年前と比べ30%から40%ほど値上がりするなか、思わぬ打撃を受けた形だ。
メニューの中には、物価高騰を受けて1年前に100円近い値上げに踏み切ったものも。「お客さんのために何とか踏みとどまりたい」と思うものの、レジの更新という思わぬ出費に加え、物価の先行きが見えず、不安は尽きない。
店主の浅川翔さんは「やっぱ(ラーメンの価格は)抑えてはいきたいなと思うんですけれども、もしかすると、またこれからの物価の高騰によっては、ちょっと値上げせざるをえなくなるかなというのが現状ですね」と話す。
県内各地で進む新紙幣の対応・・・新しい「顔」が経済の明るい未来を運んでくることが切に願われる。
新紙幣対応に事業者も頭を悩ませているが、私たちも注意が必要なことがある。警察では「新紙幣との交換のため一時的に現金を預かる」などという詐欺に警戒が必要として注意を呼び掛けている。
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