時間外労働の規制強化で物流業界のドライバー不足が懸念された「2024年問題」に備えようと、岡山市の両備グループが始めた大規模な採用プロジェクトから1年。採用目標を達成し、新たな課題に対するプロジェクトが始まることが発表されました。

(両備グループ トランスポーテーション&トラベル部門 大上真司副部門長)
「1000人を上回る応募があった。200人の目標に対して216人の採用が出来た」

両備グループが2023年6月から行ってきた採用プロジェクト、その名も「宇宙一本気な乗務社員採用」。物流やタクシー、バスなど両備グループの4つの部門で、合わせて200人の大規模採用を目指していました。

説明会や体験会などを積極的に開き、これまでに10代から60代の216人を採用、以前の1.6倍の採用数となりました。これにより路線バスの増便や、2025年10月以降に行われる岡山市内の路線の新設に向けて運行能力の確保が可能になったということです。

(両備グループ トランスポーテーション&トラベル部門 大上真司副部門長)
「20年、30年見据えながら運行能力を形成するためには次のテーマは若手採用」

人材の高齢化や女性の採用が10%未満と低く、性別を問わず活躍できる職場を目指す必要など新たな課題も見えたことで、両備グループでは今後、10代から30代の若手を中心にさらに200人の採用を行うプロジェクトを立ち上げるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。