東山動植物園(名古屋市千種区)は6日から、2023年10月に生まれた雄のコアラの赤ちゃんの名前を決める来園者投票を始める。飼育員が考案した四つの候補の中で最も得票数が多い名前が採用される。
コアラの赤ちゃんは23年10月20日、雌の「りん」(6歳)と雄の「イシン」(5歳)の間に生まれた。兄に「だいふく」(2歳)がいる。今年4月から、りんのおなかの袋から顔を出し始め、最近ではりんの背中にくっついている姿が多く見られるという。
四つの候補は「まんぷく」「せんべい」「もなか」「オペラ」。専用投票用紙が各入場門で配布され、コアラ舎の出口付近に設けられた投票箱に投票する。投票は28日までの予定だが、用紙がなくなり次第終了する。8月9日の命名式でお披露目される予定。
同園の担当者は「コアラは人気があり注目も高いので、みんなで決めてもらっている。多くの方に投票してほしい」と呼びかけている。
東山動植物園のコアラは今年来園40周年。1984年10月25日にオーストラリアから来園し、国内初の飼育が始まった。現在10頭が暮らしている。【川瀬慎一朗】
コアラの名前候補
名前候補 意味・理由
まんぷく 兄の「だいふく」から「ふく」をもらい、「万」の「福」。
せんべい 「だいふく」と和菓子つながり。甘いものの逆でしょっぱいもの。
もなか 「だいふく」と同様にあんこの入った和菓子つながり。
オペラ オーストラリア・シドニーのオペラハウスのオープン日と誕生日が一緒のため。
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