ヒグマの出没が相次いでいるとして、札幌市は5日、登山道・三角山~盤渓ルート(4.6km)を20日まで全区間閉鎖すると発表した。

 市環境局によると、5日午前9時すぎ、登山口の一つ「宮の森入り口」から約300m付近でヒグマ2頭の姿が確認された。市が設置したカメラに映っていた。親離れしたか、しないかくらいの個体という。

 登山道付近では4月以降、ほかに9件の出没情報があった。これを受け、5日夕方に全区間を閉鎖。ほかの登山口「小別沢入り口」「山の手入り口」も閉鎖した。

 市建設局によると、三角山~盤渓ルートは初心者や家族連れにも人気の登山コースで、ヒグマの影響で閉鎖されるのは2年ぶりという。(原知恵子)

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