連日、暑い日が続いていますが、そんな暑さを吹き飛ばそうと期間限定のイベント『東京湾納涼船』が2024年も始まりました。

夜景を眺めながら過ごす約2時間のクルーズ、その魅力に迫りました。

ゆっくりと船着き場を出た全長118メートルの大型客船「さるびあ丸」。
普段は東京と伊豆諸島を結ぶ定期船ですが、この日は90年の歴史を持つ夏の風物詩『東京湾納涼船』に変わりました。

乗船客は「風が来るので涼しいです。気分が上がります。夏って感じです」「景色とかも楽しめてメチャクチャ良かったです」とクルーズを満喫している様子です。

出港から約10分。
納涼船は、都心とお台場を結ぶ大動脈「レインボーブリッジ」をくぐります。

この納涼船の最大の魅力は、潮風に当たりながら眺める東京湾の夜景。

約2時間のクルーズコースには途中、大井コンテナ埠頭や羽田空港、そして東京ゲートブリッジなど、普段は見ることのできない海上からの夜景を楽しむことができるのです。

乗船客は「(レインボーブリッジが)きれいでした。思い出つくって、いい写真が撮れたらいいな…」「東京湾もここまで出てくることないので、景色も楽しみながら帰りたいと思う」などと話し、夜景を楽しんでいました。

納涼船はコロナ禍で2019年を最後に運航を停止していましたが、2022年、定員を半分にして再開しました。
そして2023年に制限をなくし、今ではコロナ禍前のにぎわいを取り戻しています。

そんな船内を見渡すと、浴衣を着た乗客が目立ちます。

実は大人が浴衣を着て乗船すると、通常は乗船券2000円のところを半額の1000円で乗船が可能なのです。

ある子どもは「(浴衣は)涼しい感じがして結構おしゃれだなと思います。(Q.お父さんの浴衣姿はどうですか?)イケメン!通りすがりの男みたいです」とお父さんの浴衣姿が気に入ったようでした。

運営する東海汽船の鈴木俊明広報・グループ長は「船旅というのが非常に楽しいものだということを体感していただくようコンテンツを充実させて取り組んでいる」と話しました。

この『東京湾納涼船』は予約制で、9月23日まで毎日運航されます。

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