東京都知事選挙は、およそ292万票を獲得した現職の小池知事が圧勝で3期目の当選を決めました。野党側はどのように受け止めているのでしょうか。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 蓮舫さんが石丸さんに40万票近くの差で3位に沈んだことについて、党内からは「衝撃ではない。ほらみたことか」と冷ややかな見方も出ています。

 元々、政党色を消す戦略をとった蓮舫さんでしたが、結果的には立憲と共産の幹部らがそろって応援するなど、「立憲・共産」色が前面に出ました。

 ベテラン議員は、予想通り「無党派層が離れていった」と指摘しています。

 今回の敗北で立憲は失速した形で、次の衆議院選挙では、共産党との選挙協力を見直すべきだとの声も強まっています。

 今後、政党色がなかった石丸氏が票を伸ばしたことも踏まえて、無党派層をどう取り込んでいくかが大きな課題です。

 立憲幹部は、「自民党の支持率は下がっているので批判の受け皿となる姿勢を示すべき」だとして引き続き、裏金問題を追及する考えです。

 9月には、立憲の代表選挙が行われます。泉代表の続投で本気で政権交代を狙えるのか、別の候補者を模索する動きも活発化しています。

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