東京都知事選挙は、およそ292万票を獲得した現職の小池知事が圧勝で3期目の当選を決めました。今回の選挙結果は国政にはどのような影響を与えるのでしょうか。自民党本部から報告です。

 (政治部・笠井美来記者報告)
 自民党内では、「今回の都知事選の結果は勝利とは言えない。野党と争った大事な都議補選で2勝では、さすがに敗北としか言いようがない」と受け止めています。

 都議補選では茂木幹事長や石破元幹事長らポスト岸田候補が応援に入りましたが、2勝6敗と負け越しました。

 自民党関係者は「このままでは衆院選も間違いなく厳しい」と危機感を強め、中堅議員は「岸田おろしのムードはさらに強まる」と話しています。

 実際、ポスト岸田を狙う1人は、9月の総裁選に向けた動きが加速するとみています。

 総裁選を巡っては、河野氏が立候補を模索しているほか、茂木氏や石破氏、高市氏も意欲をにじませています。

 ただ、党内からは「これまでと同じ人ではなく、もっと新しい顔じゃないと戦えない」と話す人もいて、「今の状況を打開できるのは小泉さんしかいない」と進次郎氏の出馬に期待する声も上がっています。

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