愛媛県内は8日も高気圧におおわれて晴れ、西条で36.4度など9つの地点で猛暑日になりました。危険な暑さが続くなか屋外で高齢者が死亡するなど、熱中症が疑われる事案も相次いでいて警戒が必要です。

内木敦也キャスター:
「現在の松山市の気温は手元の温度計で少し高くでているかもしれませんが、36.6度です。強い日差しというよりは吹いている風が熱くて息苦しいです。立っているだけで体力が奪われそうな暑さです」

愛媛県内は8日も高気圧に覆われて晴れ、各地の最高気温は西条36.4度、大洲36.2度、新居浜と今治36.1度など、9つの地点で35度以上の猛暑日に。愛媛で猛暑日になったのは6日連続です。

各地の消防によりますと愛媛では8日午後4時時点、熱中症の疑いで14人が病院に運ばれたということです。

危険な暑さが続くなか、熱中症が原因とみられる死者も出ています。

内木キャスター:
「畑では農作業をしていた女性が倒れていたのが見つかりました。熱中症の疑いとみられています。この畑、倉庫などはありますが、作業している間は直接太陽の光を受ける場所にあります。この日松山の最高気温は34.4度でした」

松前町では6日午後、畑で作業していた80代の女性が倒れているのが見つかり、その後に死亡が確認されました。

このほか6日から7日にかけて四国中央市土居町の墓地、西予市野村町の畑、今治市の墓地と屋外、松山市の離島であわせて4人が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。いずれも熱中症が疑われるということです。

松山市内の病院で救急診療にあたる医師は、熱中症のリスクが高まる高齢者は特に注意が必要と呼びかけます。

松山赤十字病院・森實岳史救急部長:
「(高齢者は)元々水分が少なめの方も多いですし、汗が出る力も少ないですから、やっぱり環境に気を付けないと熱中症になりやすい。水分をしっかり取っていただくこと。高温多湿の環境で長くいないことがいいと思います」

また調子が悪い時にはすぐに陰に隠れたり、もう1人いて変化に気づいてもらうことも大事」

気象台によりますと暑さは8日がピークであるものの、朝晩の気温や湿度は高い日が多くなるとして、引き続き熱中症への注意を呼びかけています。

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