海上自衛隊の艦艇で安全保障に関わる「特定秘密」を資格のない隊員に扱わせていたことを巡り、海上自衛隊トップの海上幕僚長が辞任する意向であることが分かりました。

 防衛省幹部によりますと、海上自衛隊の護衛艦など複数の艦艇で「特定機密」の違法な扱いがあったということです。

 これを受けて、海上自衛隊トップの酒井海上幕僚長は引責辞任する意向を示しているということです。

 「特定秘密」は防衛、外交などの分野から指定され、取り扱うには「適性評価」と呼ばれる身辺調査を受ける必要があります。

 海上自衛隊の護衛艦「いなづま」ではおととし、適性評価を受けていない隊員が特定秘密を扱う任務にあたっていたことが分かっています。

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