これから川や海で遊ぶ機会が増えていきますが、気を付けたいのが子供の水難事故です。9日、越前町の小学校で、服を着た状態で泳ぐ講習会が開かれました。ポイントは「浮いて待つ」です。
          
田島嘉晃アナウンサー:
「空いたペットボトルは、万が一の時は浮き輪代わりにもなります」
  
講習会には、越前町の城崎小学校の1、2年生16人が参加しました。地元の消防組合の水難隊員の指導のもと、空いたペットボトルを使いながら生存の可能性が高まる浮いて救助を待つ練習に取り組みました。
 
また、ペットボトルはなくてもランドセルがある場合、ランドセルを友達に投げて助けが来るまで浮いて待つことができることも学びました。
 
児童たちは「力を抜いてペットボトルを持つのがコツだと分かった。1分間、浮けた」「溺れないようにしたい」「力を抜いて、ちゃんとランドセルやペットボトルを持って浮けるようにしたい」などと話していました。
 
河川や湖、池などで水難被害にあった人のうち約6割が死亡・行方不明となっています。
 
講習に当たった消防隊員は「水の中に入ることが増えてくる時期、溺れないように
『浮いて待て』などで自分の命を守れる技術を身に着けてほしい。海もそうだが川で流れがあるところでも事故が起きている。十分に気をつけて入ってもらいたい」と話しています。
   
この講習会は、消防署管内の越前町の小学校3校で行われます。

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