24日と8月5日は「土用の丑(うし)の日」。秋田市の製菓会社「かおる堂」が、和洋折衷のお菓子で作った「うな重」を期間限定で売り出し、話題になっている。

 あられ入りの生クリームをまとわせたスポンジケーキの「ご飯」の上に、和菓子の練り切りを成形して焦げ目を付けた「うなぎ」をのせた。「たれ」はカラメルゼリーで、仕上げに抹茶チョコレートの「山椒(さんしょう)」を振りかけた。

 5年前から同社が手掛ける「フェイクスイーツ」シリーズの7作目。「父の日」の需要も当て込んで6月8日に売り出すと、1カ月程度で千個を販売する人気商品に。本物のうなぎは価格高騰でなかなか手が出しづらいが、こちらは1個540円(税込み)だ。

 脂が乗ったかば焼きの照り具合も本物そっくりで、食欲をそそられる。担当者は「クスッと笑ってもらえば(うなぎを食べるように)元気が出る。お菓子のうな重を食べて、今年も暑い夏を乗り切ってほしい」。秋田市や由利本荘市の全6店舗で、8月上旬まで販売する。(滝沢隆史)

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