デザイナーとして活躍する店主が手がける食とデザインを融合させた彩り豊かな定食をご紹介します。

今年3月、新潟県三条市にオープンした「豚田汁米」。

お昼時には多くの女性客の姿が見られますが、そのお目当ては?

「お待たせしました、豚田汁米定食です」

彩り豊かな具がたっぷりと乗った大きなおにぎりに…豪快に切った具がゴロゴロと入った豚汁!写真を撮らずにはいられないインパクト抜群の定食です。さらに…

【長谷川珠子アナウンサー】
「豚汁とおにぎりの定食を注文すると、好きなお皿を2枚選び、副菜バーから種類豊富なお総菜、好きなものをお皿に乗る分だけ自由に盛り付けることができます」

約10種類の総菜の中から好きなものを選んで、自分なりにカスタマイズすることができます。

【客】
「お皿もおしゃれだし、どこから撮ってもきれい」

20種類以上あるおにぎりの中から選んだのは「にいがた和牛のしぐれ卵黄」。

【長谷川珠子アナウンサー】
「ほろほろであまじょっぱいしぐれに、まろやかな卵黄がよく合います。でも、その旨みに魚沼産コシヒカリの甘さが負けていない!すごくおいしいです」

豚汁の大根はこの大きさですが、ダシがしっかりと中まで染み込んでいます。

【長谷川珠子アナウンサー】
「やわらかい!飲めます!」

そんなアイデアに富んだ定食を考案したオーナーの小皆美佳さん、実は…

【豚田汁米 小皆美佳オーナー】
「もともとデザイナーが本業で、あくまでデザインと食をつなげるという意味での商品開発を心がけている」

…と言っても、専門は飲食関係ではなかったようで。

【豚田汁米 小皆美佳オーナー】
「万代シティのバスセンター広場の2階や店舗のデザイン、内装が中心」

これまでは空間デザインを中心に活動していましたが、今はメニュー開発にデザイナーとしてのノウハウを生かしています。

【豚田汁米 小皆美佳オーナー】
「(おにぎりは)上からの画角をすごく意識して商品開発している。赤いものに対して、緑の大葉を差し込むだけで映え方が全然違う」

おいしいだけでなく、アートのように見て楽しめる定食を目指します。

【豚田汁米 小皆美佳オーナー】
「副菜まで好きな食器を選んで、そこに好きなおかずをどうやって盛り付けたら素敵に写真に撮れるかなと、デザインを身近に感じてもらえたら」

おにぎりと豚汁という素朴なメニューも自分なりのデザインを加えることで一層おいしく食事を楽しめそうです。

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