季節外れの暖かさで一気に開花が進んだ岩手県北上市のサクラの名所・展勝地の様子をたっぷりご覧いただきます。
現地から高橋礼子アナウンサーに伝えてもらいます。
(中継:高橋礼子アナウンサー)
北上市の展勝地です。
日暮れが進むにつれて、ライトアップされたサクラが夜空に美しく浮かび上がっています。
展勝地では4月4日から「展勝地さくらまつり」が始まっていて、この時間帯は先ほどよりも家族連れなどの人出が増えてきたように見えます。
展勝地のメインは、約2キロに渡って続く桜大路です。
18日の日中は暖かな日差しの中桜吹雪も見られました。
展勝地は東北有数のサクラの名所として知られています。
北上川沿いに続くサクラ並木は4月14日に満開を迎えました。
ソメイヨシノを中心に約500本のサクラが立ち並ぶ桜並木は、17日の雨風の影響もあり散り始めてはいますが、18日は花びらがひらひら舞う様子を楽しむ人たちの姿が見られました。
一方で、展勝地では園内に約150種類あると言われるサクラのうち、シダレザクラは今が見頃となっています。
高橋礼子アナウンサー
「満開のサクラの下で食べるつきたてのさくらもちは格別です。全身で春を感じます」
また、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから初めてのお花見シーズンということで、18日は県外から訪れサクラの下で飲食を楽しむ人の姿も見られました。
栃木県から
「満開だというのをテレビで見たので、急きょきのう決めて来た。きれい」
山梨県から
「花吹雪みたいな感じでちょうどよかった」
Q:桜吹雪の中飲むお酒は?
山梨県から
「最高です。おいしい」
18日の日中の気温は20℃以上と平年より大幅に高く、皆さん初夏の陽気の中美しいサクラを楽しんでいました。
さくらまつりが開催されている展勝地は食べ物の屋台なども出ており、この時間も上着があるとちょうどいい体感で、18日は夜桜見物にはもってこいとなっています。
こちらのサクラ並木のライトアップは午後6時から午後8時まで行われています。
日中とはまた違った魅力がある展勝地、明かりに照らされてその表情は夜が深まるごとにあでやかさが増しているようにも感じられます。
そして展勝地ではサクラのライトアップと共に、2024年初めて実施されているものがあります。
和傘を使ったイルミネーションです。
サクラ並木のまわりに赤や紫の和傘がずらりと並べられていて、こちらも圧巻です。
日本らしいお花見の雰囲気を一層盛り上げてくれています。
展勝地のさくらまつりは4月29日までで、和傘のイルミネーションは21日までとなっています。
桜並木では今後サクラのじゅうたんも楽しめますし、シダレザクラの見頃はあと1週間ほど続くということです。
展勝地の幻想的な夜桜をぜひ味わってみてください。
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