大規模災害が発生した際、関係機関が互いに連携して対応にあたれるように、陸上自衛隊奄美駐屯地で勉強会が開かれました。

勉強会は奄美駐屯地が各機関に呼びかけて2022年から実施しているもので、この日は鹿児島県奄美市や警察、消防などの担当者が、5月に奄美市で行われた、県の総合防災訓練について振り返りました。

奄美市の担当者は、高齢者や要介護者らが避難する福祉避難所の収容人数に限りがあることから、誰がどこに避難するか、個別避難計画の作成を進める必要があることなどを報告しました。

また、奄美警察署の担当者は災害発生時の初動対応について、「応援部隊の来島は困難」とした上で、「各自治体や関係機関との協力が必要不可欠。限られた人材や資機材で、最大限の力を発揮する必要がある」と訴えていました。

奄美市・安田壮平市長
「顔の見える関係作りというのが、なかなか普段はできず、課題になっているので、そういう意味でこうした勉強会開催するのは、非常に意義のあることだと思っている」

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