公開されたのは、江戸時代末期につくられ、加須市の有形民俗文化財に指定されている「蘭陵王山車」です。

山車にのせられた中国の武将の人形が特徴ですが、14日はあいにくの雨で人形や装飾が取り外されたかたちでの公開となりました。

訪れた人たちは専門家の説明を聞きながら、倉庫内で山車を覆うための刺しゅうが縫い付けられた幕などを見学していました。

見学した女性は、「初めて見ましたが豪華な飾りに感動しました。伝統的な山車をこれからも大事にしてほしいです」と話していました。

江戸時代のものづくりに詳しい国立科学博物館の名誉研究員、鈴木一義さんは、「江戸時代の山車をほぼ完全な形で残した非常に価値のある山車です。どのように保存して残していくべきか考えてほしいと思います」と話していました。

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