記録的な不漁が続くサンマの資源管理について、科学的に漁獲量を決める新しいルールの導入が決まりました。
今月15日から大阪市で開かれた国際会議には、日本や中国、ロシアなど9つの国と地域が参加し、ことしの北太平洋でのサンマの総漁獲量を、去年から1割削減することを決めました。
総漁獲量は、海域全体では25万トンから22.5万トンに、公海では15万トンから13.5万トンに削減します。
サンマの総漁獲量は、実績に応じて自動的に計算する規則を新たに導入することで、科学的な評価で決めるということです。
【坂本哲志農林水産大臣】「適切な資源管理のため、一定の前進があったものと考えますが、今後とも資源動向を注視しつつ、公海での適切な資源管理がより強化されるよう取り組んでまいる所存であります」
水産庁は漁獲量の削減について、「消費者や流通への影響は大きくはない」としています。
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