札幌ドーム(札幌市豊平区)の愛称が8月1日から「大和ハウス プレミストドーム」となることが決まった。19日、札幌市などが出資する第三セクター・札幌ドームと大和ハウス工業(本社・大阪市)がネーミングライツ(命名権)契約を結んだことを発表した。

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 契約期間は、8月1日から2028年7月31日までの4年間で、契約金額は「非公表」としている。

 札幌ドームは、プロ野球・北海道日本ハムファイターズが「エスコンフィールド北海道」(北広島市)に本拠地を移転して生じた収入の穴を埋めるべく、今年1月からネーミングライツを販売。支払う金額は「年間2億5千万円以上」を希望条件としていた。ドーム側はこの条件を満たしたかどうか、明らかにしていない。

 「プレミスト」は、大和ハウス工業が供給する分譲マンションのブランド名。同社の芳井敬一社長は「札幌ドームと連携し、スポーツや様々なイベントを通じて、『大和ハウス プレミストドーム』がもっと地域の方々に親しんでもらえる施設となるよう努めてまいります」とコメントした。

 札幌ドームの23年度決算は、想定の倍以上にあたる6億5千万円の最終赤字、売上高は過去最低だった。(原知恵子)

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