岩手県による、最大クラスの地震と津波の想定で最も多くの犠牲者が出るとされている久慈市で4月19日、避難の目標地点を示す標識の設置作業が行われました。
久慈市では4月16日から「避難目標地点」を示す標識の設置が始まっていて、19日は市内3カ所に取り付けられました。
県が2022年に発表した最大クラスの地震と津波の想定で、久慈市では最悪の場合、県内最多の4400人が犠牲になるとされています。
これを受けて市では2023年、指定避難場所への移動が難しい場合でも最低限の安全を図れる場所として、新たに「避難目標地点」を設定しました。
この避難目標地点は浸水想定区域をギリギリ越えた場所に93カ所定められていて、標識にはそれを示す言葉が日本語と英語で記されています。
久慈市防災危機管理課 下舘勝佳主任
「この標識設置によって日頃から周知や啓発をしつつ、いざ避難となったときは迅速で的確な避難行動につなげていただきたい」
久慈市では市の避難訓練が行われる2024年秋ごろまでに、93カ所すべてに標識を設置する方針です。
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