南房総市白浜地区の港では毎年この時期に海の安全などを願う「海女まつり」が開かれ、20日は午後8時半からまつりのハイライトとなる「海女の大夜泳」が行われました。

海女がたいまつを持ちながら夜の海を泳ぐ60年続く行事で、「海女着(あまぎ)」と呼ばれる白い装束をまとった80人ほどの女性が近くの神社から港まで歩き、次々と海に入りました。

そして漁に使う「浮き樽」につかまりながら、港のなかを円を描くように泳ぎ、訪れた人たちは目の前に広がる幻想的な光景を楽しんでいました。

今回は、能登半島地震で被災した石川県輪島市の海女のほか、関東各地からボランティアの女性も参加したということです。

ボランティアで参加した横浜市の40代の女性は「去年、この大夜泳をみて実際に泳いでみたいと思い、参加しました。水は冷たかったけど夜風に吹かれて気持ちよかったです」と話していました。

海女の大夜泳は、21日夜も行われる予定です。

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