東海道新幹線の保守用車両同士が衝突し脱線した影響で新幹線の一部区間が不通となり、肩を落とす旅行客ら=JR新大阪駅で2024年7月22日午前10時38分、梅田麻衣子撮影

 東海道新幹線の全面的な運行再開が見送られたことを受け、JR西日本は22日夜、帰宅や目的地への移動ができなくなった乗客の休憩用として、新大阪駅に新幹線の車両を開放する「列車ホテル」を開設する方向で調整していることを明らかにした。実施する場合は駅などで周知する方針。

 東海道新幹線を巡っては、愛知県蒲郡市の豊橋―三河安城間の上り線で22日未明、線路のメンテナンス作業をしていた保守用車両の2台が衝突して脱線。事故の影響で、浜松―名古屋間の上下線が終日の運転取りやめになった。

 東海道新幹線と山陽新幹線の直通運転もほぼ全面的に中止され、ターミナルの新大阪駅は朝から足止めされた客らでごった返した。【木島諒子】

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