名古屋市中村区のジェイアール名古屋高島屋で24日、夏のスイーツ催事「アムール・デュ・ガトー」が始まった。全国最大級の売上高を誇るチョコレート主体のバレンタイン催事を夏向きにアレンジして初めて企画した。29日までの6日間。
国内外の34ブランド約600種類の商品を10階催会場に用意。人気シェフによるかき氷などの実演販売や限定スイーツもあり、開店時間の午前10時前には700人超の買い物客が店外に並んだ。
クラブハリエを全国展開するパティシエの山本隆夫さん(52)は冷やしておいしいバウムクーヘンとブラウニーを期間中に1800個ずつ用意した。「トロピカルフルーツで酸味を効かせた限定商品です」と笑顔で客を迎えた。
元日の能登半島地震で被災したパティシエの辻口博啓さん(57)は「スイーツの夏祭りを目指した」。ソフトクリームや水ようかんなどを展開。「能登は復興が進んでいない。地元の塩を使った新商品作りに力を入れている」と話した。
愛知県西尾市から来店したパート女性は「幸運にも開店前に入店できる150人の抽選に当たった。きょう(24日)は土用丑の日だけど、うなぎよりスイーツです」と満足顔だった。【山田泰生】
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