乳幼児を中心に夏に流行するウイルス性の感染症「手足口病」の患者数が急増し、2年ぶりに警報が発令された。県はこまめな手洗いを徹底し予防するよう呼びかけている。

手足口病は口の粘膜や手足に水疱性の発疹が出たり、軽度の発熱を伴ったりするウイルス性の感染症で、5歳以下の乳幼児を中心に夏に流行する。

県衛生研究所によると、7月21日までの1週間に確認された手足口病の患者数は県全体で146人で、前の週の4倍に急増した。

1つの定点医療機関あたりでは5.21人となり、国が基準とする5人を超えたことから、県は2022年8月以来、2年ぶりに「警報」を発令した。

保健所別では、最上が8.33人と最も多く、次いで置賜が6.8人、庄内が5.57人、山形市が5.17人で、村山を除く全ての管内で警報レベルとなっている。

手足口病は、飛まつや接触・便からも感染するため、県はこまめな手洗いを徹底するよう呼びかけている。
また、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)は、31週続いていた警報が解除された。

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