東大合格を目指す岩手県北上市の黒沢尻北高校の取り組みです。
リアル「ドラゴン桜」へ東京大学受験を身近に感じてもらおうと、7月26日、東大出身のOBなどを招きパネルディスカッションが行われました。

これは北上市の黒沢尻北高校が東大合格を目指す生徒を支援する「東大励志プロジェクト」の一環で行なったもので、1年生から3年生約40人が参加しました。

プロジェクトの立役者は東大合格を目指す高校生を描いた人気漫画「ドラゴン桜」の作者で高校OBの三田紀房さんです。

黒沢尻北高OB・漫画家 三田紀房さん
「本当に皆さん優秀なんですよ。優秀だということに実は気付いていない」

学校では1996年度以降現役での東大合格者が出ていません。

そこで後輩たちに東大受験を身近に感じてもらおうと、OBで東大の卒業生・小田島労さんと福盛田共義さんを招き、当時の高校生活や東大を目指したきっかけなどを聞きました。

黒沢尻北高OB・東大卒 小田島労さん
「とにかくチャレンジしようよ。1年の一瞬の頑張りが後の人生を左右する面もある」

黒沢尻北高OB・東大卒 福盛田共義さん
「もう意地でしたからね。成績下がろうが何しようが東大しかない」

2人から東大合格までの道のりが話されると生徒たちはメモをとりながら先輩の話に真剣に耳を傾けていました。

プロジェクトでは現役東大生によるオンライン講義などが実施されていて、現在(2024年7月時点)は3年生4人・2年生20人が指導を受けています。

8月は2年生を対象に東大のキャンパスの見学会も行われる予定です。

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