悪化すると痛みが増すだけでなく、日常生活にも影響を及ぼす可能性がある「巻き爪」。

靴選びや日々の爪切りを適切にしていないと、気づかないうちに“巻き爪予備軍”になっていることもあるという。自分は大丈夫だと過信はしないでほしい。

皮膚科学に特化する製薬会社・マルホ株式会社は、巻き爪を主とした足に悩みをもつ人を対象に「巻き爪・巻き爪治療に関する調査」を5月に実施。この中で、多くの人が間違った爪の切り方をしていることが分かった。

多くの人が適切な靴を選んでいない

まず、足に違和感がある人・巻き爪に悩む人が参加する「足ケア講座」での手上げアンケートでは、参加者40人のうち38人が「正しい⽖の切り方を実践出来ていない」と回答した。

巻き⽖・巻き⽖治療に関する調査
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参加者の95%が間違った爪の切り方をしていた結果に、マルホの担当者は「予想通りの結果」とコメントした。

「家庭での教育や学校で爪のケアに関する詳しい指導が行われることは少ないことや、一般の方は医師や専門家の指導を受ける機会が少なく、また、『たかが巻き爪』と医療機関に行くことを避ける傾向があるためです」と、正しい爪の切り方に関する情報に触れる機会が少ない現状があるとのことだ。

巻き⽖・巻き⽖治療に関する調査

また別の調査で、足の違和感や巻き爪に悩む78人に靴の選び方を聞いたところ、 約3人に1人が“足に合っていない靴”を履いていた。

これについて、マルホの担当者は「多くの人が適切な靴を選ばずにいるため、巻き爪や足の問題が発生しやすくなっています。正しい靴の選び方についての啓発が必要です」としている。

では、巻き爪を予防するためにどんなことを意識すべきだろうか。

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