「普段かき氷を食べない人も食べやすく仕上げた」と話す森岡静紀店長(右)らスタッフ=大阪市北区で2024年7月14日午後1時22分、洪玟香撮影

 「わぁ!大きい~!」。こんもりとした白い氷の山に、イチゴや抹茶の赤や緑といった色とりどりのソースがかかったかき氷。昨夏、SNS(ネット交流サービス)を中心に話題となったかき氷専門店「金魚」(大阪市北区)が、期間限定で営業している。

 2023年6月、中崎町(同区)にあったカフェで、夏季限定でかき氷を販売すると1日150杯も売れるほどの人気となり、行列ができた。だが、その後、カフェが閉店となり、金魚も営業できなくなった。客からは「新しい店舗の物件は決まっていないの」などと、SNSで再開を待ち望む声が相次いでいた。

 そんな客の期待に応えようと昨年のスタッフらが集まり、6月以降、パンケーキ店「しろいパンケーキとみずいろレモネード」(同区本庄西1)と、「カフェ・テラス」(同区梅田3)の休業の日曜日に、それぞれ店舗を借りて「金魚」名で再開した。「チョコミントみるく」(1300円)や「いちごレアチーズ」(1400円)など約10種類の新しいメニューも増やした。

 スタッフのおすすめは「とうもろこしみるく」(1400円)。食欲がなくても冷たいスープのような感覚でさらっと食べられるのだとか。

 森岡静紀店長(30)は「見た目はもちろん、手作りのシロップや抹茶の粉など材料にもこだわり、普段あまりかき氷を食べない人も食べやすく仕上げている」と話す。

 金魚は、「しろいパンケーキとみずいろレモネード」内で日曜日を除く9月29日まで営業、「カフェ・テラス」は9月までの毎日曜日のみ営業している。予約や問い合わせは電話(080・4656・0695)まで。【洪玟香】

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