長崎・西海市の動物園で、巣の補強や寝床作りに使う干し草などを両手で抱えながら、二足歩行で歩くビーバーの姿が撮影された。
“働き者”のビーバーは、普段は"四足歩行”で生活しているが、物を運ぶときは“二足歩行”になることもあるという。

腕いっぱいの荷物!働き者ビーバー

長崎・西海市の動物園「長崎バイオパーク」でカメラがとらえたのは、大量の干し草や大根を腕いっぱいに抱えながら歩くビーバーだ。

見ていた飼育員は、「すごいね!こんな重いの持てるんだ」と感心している様子だ。

二足歩行で干し草などを運ぶビーバー(映像提供:長崎バイオパーク)
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しかもよく見ると、なんとビーバーは二足歩行で歩いている。

ビーバーは巣を作るため、荷物を抱えて自宅へと向かっていて、長崎バイオパーク広報・神近公孝さんによると、「ビーバーは働き者で有名で、木を切り倒して運んだりもする」という。

場合によっては二足歩行で物を運ぶというビーバー(映像提供:長崎バイオパーク)

またビーバーは、「普段の歩きは四足。物を運ぶときに持ち上げられる物なら二足で持ち上げて歩く」そうで、物を運ぶときは二足歩行になるという。

ビーバーは上り坂もなんのその、表情ひとつ変えず登り切った。

ビーバーは“働き者”の動物

飼育員によると、ビーバーは“働き者”だという。

お腹をまる出しでリラックス(映像提供:長崎バイオパーク)

しかし時には疲れてしまったのか、地面に寝そべり、お腹をポリポリかく姿も見せた。

この動物園にいるビーバーは、冬の終わりから巣作りを始めるというが、巣が完成したあとも、屋根に穴が開いたら枝で補修し、寝床の巣材を定期的に入れ替えるなど、その建築技術は大工さんにも負けず劣らずの腕前だという。

資材を運ぶお手伝いをする赤ちゃんビーバー(映像提供:長崎バイオパーク)

さらに大人だけでなく、赤ちゃんビーバーもお手伝いし、小さい頃から巣作りを学んでいる。
いっぱい働いたあとは、ビーバーは人目を気にせず、ダラダラと昼寝を始めていた。
(「イット!」 7月24日放送より)

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