毎日の「買い物」を便利にする新しいサービスの話題。玄関先で商品を受けとるだけ。注文に使うのはスマホだ。
「こんにちは、いつもお世話になります、ありがとうございます」
大手スーパー・ヨークベニマルの店員がやってきたのは、福島市の住宅。箱から食品や洗剤を取り出して、住民の女性に手渡す。
これは7月30日から福島市内のヨークベニマル野田店で始まったサービス「電話で宅配」。電話で注文すると、その日の午後に商品が届く。
利用者は「重いの、持つのがねもうだめ。だからこれ(宅配)にしました。車がね頼むよりはこっちのほうがいいかと思って、直接電話してこれから使います」と話す。
近くに店がないという利用者の声から主に山間部の店で行われてきたこのサービス。福島市では初めての実施となるが、ヨークベニマルでは利便性が高い市街地でも需要があると判断した。
ヨークベニマル店舗運営室・総括マネージャーの開山秀晃さんは「現在地域に暮らされるお客様の中でも、買い物が困難になっている方々いらっしゃる。ライフラインとなるような取り組みとして、宅配サービスを実施しております」と話す。
初日の注文は10件。店で取り扱う商品のほとんどが対象で、配送料として1回ごとに440円がかかる。7月30日は高齢者の利用が目立ったが、気軽に買い物ができない人を支えるサービスをめざす。
ヨークベニマルの開山さんは「小さいお子様がいるお客様もいらっしゃると思います。そういったお客様でも、手軽に便利に欲しいものがその時手に入るようなサービスとして、検討しながら対応している」と話した。
<利用方法まとめ>
・会員登録が必要
・月曜日から金曜日の午前中に注文を受け付け
・支払いは現金
8月30日まではキャンペーンで、配送料が無料とのこと。
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