教員たちに地元の博物館について理解を深めてもらい、学校でも活用してもらおうという勉強会が、7月30日に岩手県住田町で開かれました。

この勉強会は気仙地域の博物館などが毎年開いていて、30日は住田町民俗資料館を地域の小学校の教員15人が訪れました。

教員が学んだのは、古くから気仙地域を支えてきた産業や人々の暮らしです。
江戸時代から関東などに出向いて腕をみがいたという気仙大工が使っていた道具や装飾品、平安時代に平泉の黄金文化を支えていたという金を産出するための機械を見学しました。

また、流水を使って土砂の中から砂金を採取する「ネコ」という道具。
かつて年配の女性がこれを使って砂金を盗んだことから「ネコババ」という言葉が生まれたと、資料館の職員が説明していました。(※諸説あり)

そして資料館の近くを流れる川では、砂金のほかガーネットなどの鉱物を実際に採取する体験も行われました。

参加した小学校教員
「実物が何よりの教材となって、社会科や総合的な活動に示すことができる」

参加者は様々な角度から地域への理解を深めた様子でした。

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